経済アナリストとして知られる森永卓郎さんが、2025年1月28日に67歳で亡くなりました。
毎週日曜日の「ガッチリマンデー」に出演されていた姿を思い出します。
闘病中も執筆活動、YouTubeやラジオへの出演などギリギリの状態でも最後までご自分の信念を貫かれた姿をわすれません。
心より、御冥福をお祈りいたします。
森永さんは2023年末にガンと診断されてから、闘病生活を送りながら自身の経験を「ガン闘病日記」として記録し、多くの人々に影響を与えました。
この記事では、森永さんの闘病記から学べる人生の教訓と、彼が最後まで伝えようとしたメッセージについてお伝えします。
森永卓郎さんのプロフィールと経歴
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まず、森永卓郎さんの簡単なプロフィールをご紹介します。
森永卓郎さんのプロフィールと代表的な経歴 | |
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生年月日 | 1957年7月12日 |
出身地 | 東京都 |
学歴 | 1980年 東京大学経済学部卒業 |
主な職歴 | 1980年 日本専売公社(現JT)入社 1988年 経済企画庁(現内閣府)入庁 1998年 第一生命経済研究所チーフエコノミスト 2002年 UFJ総合研究所主席研究員 2004年 獨協大学経済学部教授 経済アナリストとして独立 |
主な著書 | 「年収300万円時代を生き抜く経済学」 「ザイム真理教」 「こんなニッポンに誰がした」 |
メディア出演 | テレビ、ラジオなど多数のメディアに経済アナリストとして出演 |
愛称 | 「モリタク」 |
その他 | ミニカーなどの収集家としても有名 2016年にRIZAPで約20キロのダイエットに成功し話題に |
闘病 | 2023年12月 原発不明がんと診断 2025年1月28日 逝去(67歳) |
2022年のお元気そうな森永卓郎さん。
ガッチリマンデーはいつも見ていました。
ガッチリマンデーの森永卓郎、ゲストなのか。 pic.twitter.com/2l1LzGshb9
— もう迷わない小関 (@MR_JD024) April 22, 2022
森永卓郎さんのがん闘病日記:突然の診断から最後まで
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森永卓郎さんは2023年11月8日、ステージ4の膵臓がんと診断されました。
その後の詳しい検査で「原発不明がん」と診断が変更されましたが、森永さんは闘病生活を始めることになりました。
森永さんは自身の闘病体験を「ガン闘病日記」として記録し、2024年7月1日に出版しました。
この本には、がんと診断されてからの様々な経験や思いが綴られています。
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「ガン闘病日記」の主な内容
・突然のガン宣告を受けた時の気持ち
・様々なガンの治療法について
・ガン治療にかかるお金の問題
・自分が選んだ治療法とその理由
・「今をどう生きるか」という人生の選択について
書評
「標準治療」は,大多数の患者さんに有益であるという位置づけではあるものの、十人十色。
標準から外れるということも、それはそれでガンと向き合う1つのかたちであり、患者さんの権利。
その他、経済アナリストらしく、「がん治療とお金」の話もわかりやすく書いてあります。
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お金よりも大切なこと:森永さんが気づいた人生の真理
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経済の専門家として知られる森永さんですが、ガンと闘う中で「お金よりも大切なこと」があると気づきました。
- 健康の大切さ
- 家族や友人との絆
- 自分らしく生きることの重要性
- 人生の優先順位を見直すこと
森永さんは「自分の命は自分で守る」という信念を持ち、納得できる治療法を選ぶことの大切さを強調しました。
また、ガンと闘いながらも、最後まで自分の考えを発信し続けました。
諦めない心:森永さんが最後まで伝え続けたメッセージ
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森永さんは、ガンと診断されてからも積極的にメディアに出演し、自身の体験を語り続けました。
彼の姿勢は多くの人々に勇気と希望を与えました。
- 「あきらめたらそこで試合終了」(漫画「スラムダンク」の名言を引用)
- 「最後まで闘いながら死ぬのが私の生きざま」
- 「楽して生きようとは考えなかった」
森永さんは、亡くなる前日までラジオ番組に出演し、自身の体調について正直に語りました。
以下は生前最後のラジオ出演(家よりのリモート)『大竹まことゴールデンラジオ』2025年1月27日(月)でのやり取りです。
番組冒頭、「実は1週間前から、体調が急激に悪くなってですね。今ほとんど動けないし、この1週間ほとんど何も食ってないんですよ」と切り出した森永さん。
「パワーがなくなって今ボロボロなんですけど、今日は行けるとこまで行きます」と強気な姿勢を見せていた。
引用:msnニュース
この時の森永卓郎さんの言葉を載せておきます。
我々は何のためにこの世に生まれてきたのかって、人を袋叩きにするために生まれて来たんじゃないんだと思うんです。世の中に役に立たない(楽しい)ものが、こういう時代は一番役に立つんじゃないかな・・。
楽しいものやこと、一番大事にしないといけないですね。
それは本当に役に立つ大事な物だとおもいます。
森永卓郎さんの、最後まで諦めず、自分の言葉で思いを伝え続けた姿勢は、多くの人々の心に残りました。
2025年1月27日(月)森永卓郎さんの歌「君はバラより美しい」が聞けるラジオ「大竹まことゴールデンラジオ」です。
まとめ
森永卓郎さんのガン闘病記は、単なる病気の記録ではありません。
それは、人生の大切なことや、最後まで諦めない心の大切さを教えてくれる貴重な教訓集でもあります。
森永卓郎さんは最後の最後まで闘い続け、自分の言葉で多くのことを伝えてくれました。
森永さんの姿勢は、ガン患者やその家族だけでなく、すべての人々に勇気と希望を与えています。
森永卓郎さん、本当にお疲れ様でした。
あなたの教えは、これからも多くの人々の心に生き続けるでしょう。
どうか天国から私たちを見守っていてください。
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